木のぬくもりの中で遊ぶ
「十津川村公園」は、都市部に十津川村の木で創った木製遊具による期間限定の公園を
開園する「ポップアップ公園」です。
十津川村で育った木にこだわった、すべり台、ブランコ、積み木、トンネル遊具、
つり橋遊具で思いっきり遊んでいただけます。
絵本などの図書コーナーやコーヒーショップなどもありますので、木の香りとぬくもり中、
親子でゆっくり過ごしていただける空間です。
都市部の子供達が遊びを通して気軽に「木に触れる」ことで、
木の「手触り」、「香り」、「ぬくもり」を感じてもらいたい。
これが「十津川村公園」を企画する私たちの目的です。
木製遊具
木製すべり台
すべり面が1mあるすべり台は、小さなお子さんであれば3人並んで滑ることができます。
すべり面も無垢材を使用していますので、木の「手触り」「柔らかさ」「香り」を感じることができます。
日光で熱くなりすぎないなど、木材のやさしさに包まれながら思いっきり遊んでいただけます。
木製ブランコ
住宅を支える柱にも使用する10.5cmのスギ角材をそのまま材料として使用したシンプルなブランコです。座面もスギの無垢材を使用し、木のぬくもり溢れる質感です。
座面を低く設定するなど、小さなお子様も遊んでいただけるよう工夫しています。
つり橋遊具
柱に使用する角材をフレームにしてくみ上げた吊り橋遊具は、初めて体験するフワフワした足元の感覚に小さな子供達も大喜びの遊具です。
and more...!
EVENT & WORKSHOP
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チェーンソー・デモンストレーション
10/2610/27迫力満点!チェーンソーを使った丸太切りを、十津川村森林組合が披露。都会のど真ん中で、山村の日常に出会ってみませんか。
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丸太切りワークショップ
10/2610/27ノコギリを使った丸太切りワークショップ。切り落とした丸太は持ち帰って、コースターとしてお使いいただけます。
EXHIBITION
パネル・模型・休憩所 展示
「大阪大学工学研究科 木多研究室」
木でつくる仮設空間
日本の国土の約70%を占める森林と、その木材を活かした仮設空間の可能性を伝える展示をご覧いただけます。
FOOD & DRINK & SHOP
青空図書館10/26~28
十津川村に関する雑誌や絵本を置いています。芝生でごろごろ、丸太のベンチに腰掛けながら、ゆったりとお過ごしいただけます。
COMMENT
十津川村長(当時)更谷慈禧
私たち十津川村は、奈良県南部に位置する日本一大きな村でございます。
明治と平成に台風による大水害を経験し、今尚、村の各所に大きな傷跡が残る我が村は、96%を急峻な森林が占めています。この、言わば、日本一広い山を守ることにより、川を治め、尊い命を守り、地域を、ひいては地球環境を守ることが十津川村の責務だと考えています。この覚悟のもと、大いなる挑戦をもって都市と共生しながら、山にこだわり、木にこだわる十津川村の、林業再生の取り組みを進めております。
大阪大学大学院工学研究科木多道宏 教授建築・都市デザイン、まちづくり
この十津川村公園で都会の人々に木の肌合いや優しさに触れていただき、木の可能性を感じていただくことは、森林の再生や木材産業の振興につながるとともに、都市と山との関係を回復させる新たな都市・地域づくりの端緒ともなります。大阪大学はこれからも十津川村の方々とともに、木材を活用した生活環境のデザインを通して、人と自然が共生する新たな暮らしの創造のお手伝いをしたいと願っております。