村長メッセージ

十津川村の精神

十津川村は紀伊半島の中央に位置し、村としては日本一大きい面積を有しています。その96%が山林であり、その山々は急峻で、陸の孤島と呼ばれるほど山深く厳しい環境にあります。
私たちは、その厳しい環境の中で、山とともに生きる知恵と技を持ち、先人から引き継いだ文化を心の拠り所とし、人と人がつながりあう豊かな暮らしをしてきました。
そして、過去に大きな災害を経験しながらも、質実剛健で不撓不屈の精神を持ち、一致団結のできる気質を十津川人魂と呼び、それが今も息づいていることが誇りです。

十津川村の使命

平成23年9月の紀伊半島大水害から月日が過ぎ、皆様からご支援いただいたことで、復旧・復興から地方創生の取り組みへと村づくりを進めることができ、心から感謝いたします。
災害を通して考えていた「村が存在する意義や価値、責務とは何か」という自問に対し、出た答えは「川を治めること」「道路やライフラインを守ること」「地球環境を守ること」「人を守ること」でした。そして、そのすべてに共通する原点が『山を守ること』でした。これが十津川村の使命だと確信し、この原点を基軸に「十津川式林業6次産業化」に取り組んでおります。

十津川村のむらづくり

十津川村は全国に先んじて人口減少が始まり、過疎ならびに少子高齢化が進行し、集落の普請や祭りの維持、商店の減少、公共交通の衰退など、暮らしに直結する課題が迫っています。
これらの課題に取り組むため、平成29年3月に第5次十津川村総合計画を策定し、村民が豊かに、幸せに暮らし続けていくことができる村づくりを進めていきます。
十津川式林業6次産業化で林業再生と雇用創出を目指すとともに、大字谷瀬、大字猿飼高森地区で行っている「新しい集落づくり」を村内全体に広げ、村民同士が助けあい、支えあう暮らしを守っていきます。

十津川村長 更谷慈禧

昭和22年十津川村生まれ。昭和44年大阪工業大学卒。民間会社に勤務後、昭和47年に帰村、家業の林業に従事し製材業も手がける。昭和61年(社)五條青年会議所理事長。平成2年からは十津川村教育委員を務める。平成5年十津川村助役。平成13年4月十津川村長に初当選。平成29年4月選挙で5選を果たす。

随想「山にこだわる。木にこだわる」(平成28年5月「町村週報」掲載)

十津川村長 更谷慈禧