2020.10.02
令和元年度 森林環境譲与税の使途について
森林には、人々の暮らしに役立つ様々な役割があります。例えば、木々は二酸化炭素を吸収し、地球温暖化を防ぐとともに、酸素を作り出します。森の土は雨を染み込ませて水を蓄え、洪水や土砂災害を防いでくれます。このような森林の有益な役割を「森林の公益的機能」と言います。
森林が公益的機能を発揮するには、その森が健全でなければなりません。ところが近年、木材価格の低下から、適時に森林整備を行うことが困難な森林所有者や、所有者不明森林が増加、さらに森林整備の担い手不足もあって、公益的機能が十分に発揮されない森林が増えています。
森林の公益的機能恩恵は広く国民全体が受けることから、森林整備のための財源として、平成31年4月に森林環境税および森林環境譲与税が創設されました。森林環境譲与税は市町村に配分され、市町村が主体となって森林整備を進めます。
詳細については、下記ページをご覧ください。
●林野庁ホームページ
https://www.rinya.maff.go.jp/j/keikaku/kankyouzei/kankyouzei_jouyozei.html
◆当村の方針
当村では、森林環境譲与税を受け入れるため、平成31年4月、十津川村森林環境基金条例を制定しました。今後はこの基金を財源とし、森林整備を進めるため、森林境界明確化の推進や作業道整備、森林経営管理制度の推進等を図っていきます。
一覧に戻る