2020.10.16
十津川村には「ツキノワグマ」が生息しています。
ツキノワグマは全身黒褐色ですが、名前の由来通りほとんどの個体に胸に白い半月状の模様が見られるのが特徴です。
ツキノワグマは元来、臆病で警戒心も強く、好んで人間に近づくことはありません。聴覚と特に敏感な嗅覚で、人間より先にツキノワグマの方が気付いて避けようとしますが、不意に人間と鉢合わせてしまった場合、ツキノワグマの方も人間を恐れて、強い力と鋭い鉤爪、大きな歯で攻撃を仕掛けてくることがあります。
また、走る速度も時速40kmから50kmほどです。
奈良県が実施している「堅果類豊凶調査」の結果、令和2年度はツキノワグマの大量出没が予想されます。
山に入る時は、大きな音の出るクマ鈴を身につけたり、ラジオを鳴らして携帯するなどしてください。
もしツキノワグマに遭遇しても背中を見せず、興奮させないようにそっと下がっていきましょう。
山の中でクマの姿や足跡を見つけたら、十津川村役場へご連絡ください。